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ぶらり スカイツリー周辺ツアー(完全版)

ぶらり スカイツリー周辺ツアー(完全版)

このページは日俳連ニュース#176に掲載された「ぶらり スカイツリー周辺ツアー」の完全版として掲載されております。

取材時は感染者数も落ち着きを見せ、東京都民割なども開始。残念ながら「もっとtokyo」は7月末までなので紹介できないが、8月以降もこのまま行けばなんらかの割引サービスを絡めてご案内できるのでは…と考えておりましたが、感染者数は報道の通りです。再び落ち着きを取り戻した日にはご参考にしていただければ幸いです。

小網神社からスタート!

今回は東京・人形町エリアに位置する「小網神社」からスタート!梶谷麻衣です。東京大空襲の際に戦火を免れたことや、第二次世界大戦時に神社のお守りを持って出兵した兵士が全員無事に生還したことから「強運厄除の神さま」として崇められています。

多くの方が訪れる「小網神社」

また、境内にある弁天さま(萬福舟乗弁財天)は「東京銭洗弁天」として有名です。ほかにも、日本橋七福神の一つでもある「福禄寿像(小網福禄寿)」もあり、都内屈指のパワースポットとして、朝早くから多くの方が訪れています。

御祭神:倉稲魂神(うがのみたまのかみ=お稲荷大神)
市杵島比賣神(いちきしまひめのかみ=弁財天)
福禄寿(ふくろくじゅ)

御利益:強運厄除、財運向上、学芸成就、病気平癒、渡航安全

大観音寺

次のスポットに向かう途中で見つけたのが「大観音寺(おおかんのんじ)」です。ご本尊は、鋳鉄製の観音菩薩像(の頭部)で、この「鉄造菩薩頭」は東京都指定有形文化財にも指定されています。こちらのお寺は、天台宗から派生した「聖観音宗(しょうかんのんしゅう)」という宗派で、実は浅草寺の末寺なのだそうです。江戸三十三観音札所の一つでもあります。境内にある「願いの地蔵尊」や「韋駄天尊」もチェックポイント!

階段を上がったところにお堂があります
大観音寺

ちなみに・・・
現在の人形町交差点北側一帯には、かつて江戸唯一の歓楽街がありました。中村座と市村座の江戸二座では歌舞伎が上演され、また見世物小屋をはじめ芝居の小屋が5、6軒あり、そのためかなりの人形師がこの町に住んでいたことから、人形町と呼んで親しまれてきたそうです。大観音寺は、「人形供養の寺」としても知られているそうですよ。

この日は快晴で気温が高く、既に暑い! さあ、どんどん参りましょう~

水天宮へ

日陰を探しながら水天宮を目指す。途中、先ほどの記事にもあった大観音寺を発見し、その魅力的な佇まいに惹かれ参拝。普段では気が付かないであろう素敵な場所を見つける事ができるのも、この企画の良いところだと改めて思う。田尻浩章です。

短い横断歩道を渡るとすぐに賑やかな塔が立っていた。『人形町からくり櫓』だ。

人形町からくり櫓

発見したのは人形町交差点側にある『町人火消し』の櫓。屋根の下には時計があり、その一段下は時間が来ると火消しの人形が一芸を披露してくれる。その下には「は組」とその組員であろう数体の火消し人形の姿があった。人形町の名前の通り、江戸をモチーフとしたキャラクターが通行人を楽しませてくれる。残念ながらからくりショーを観る時間は無かったが、再び水天宮を目指し歩き出す。

前方左に巨大な建造物が突然現れた。今まで建物で死角になっていたところに、広い交差点、そして視界が一瞬で開け、まるで要塞のような建物が姿を現した。よく見るとその要塞のてっぺんから神社の屋根が見える。

水天宮外観

「あれが水天宮か!?」思わず口にしてしまう。賑やかな街角に緑と静かな空間があり、そしてその中心に境内がある、といったイメージだったのでこれには驚いた。何より上京してきて十数年、このようなスポットが東京にあったのかと、改めて驚かされる。

水天宮がなぜこのような厳ついコンクリート造りなのかと思っていたが答えはすぐ見つかった。狭い敷地を有効に使うため多層構造物とし、一階には駐車場、参道や回廊など境内全体に免震構造が採用され現代的な都市型の神社となっているのである。しっかりと看板に書いてあった。免震構造の隙間を眺めつつ参道入口へ。参道、というよりも要塞?基地本部入口?まるでSF作品の建造物かと思えるほどの白いコンクリート造りの石段、いやコンクリート段。薄暗い階段を登りきるとそこには鳥居、参道、境内、本殿。これらが青空のカンバスに突然現れた。広さは無いが逆にこの纏まった神社の造りが視界内に収まるため、より荘厳さを感じる。全体的にコンクリートの白色で染められ、それもまた神聖さを演出している。

水天宮階段
水天宮

『水天宮』は安産の神様。御祭神は「天御中主大神(アメノミナカヌシノオオカミ)」「安徳天皇」「健礼門院」「二位ノ尼」。久留米の藩主、有馬頼徳が文政元年(1818年)江戸の久留米藩屋敷に分霊を勧請し、江戸の水天宮が始まった。今の社殿は平成28年に完成。境内には「子宝いぬ」「安産子育河童」の像。河童は水天宮の神使とされています。この日は関東の梅雨明けが発表される二日前。晴天となった真夏日ににもかかわらず、たくさんの赤ちゃんや幼児を連れたご家族連れがたくさんいらっしゃいました。皆さんお子さんの熱中症対策に必死でした。

水天宮の河童

「素敵な空間だ」と呟くほど、可愛い赤ちゃんや子供たちがお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんと参拝に来ていました。私も実家の甥っ子二人の健康を祈願いたしました。今年のお正月に二年ぶりに会うことが出来ましたが、もう立派な男の子になっていて驚いたのを思い出します。

街に突然現れる要塞、現代建築と伝統建築が見事にマッチした「水天宮」是非一度訪れてはいかがでしょうか。

いざ!スカイツリー!~ハンバーグの名店「モンブラン」

さて、水天宮からタクシーに乗車し一気にスカイツリーへ!新田英人です。

タクシーでスカイツリー!

しかしここで大失態…時間配分を間違えてランチの予約を入れたお店への入店時間が迫っていたのです。タクシーは既に降りてしまっているが、幸い店は地図で見るとこのすぐ先。

「みんな!歩こうぜ!」

タクシーで楽して休んだ直後、調子に乗りました・・・暑さにすぐ体力を奪われ、建物のわずかな日陰を進み、片岡富枝さんご推薦のハンバーグの名店「モンブラン」へギリギリ予約時間前に到着!
さんざん悩んでハンバーグとカレーのセットを注文。肉の味がぎゅっと詰まったハンバーグとじっくり煮込まれた牛肉のうまみが溢れるカレーはもう絶品!地元の方々が長年愛している理由がよくわかりました。大満足のパワーチャージとなりました!

ハンバーグの名店「モンブラン」の絶品ハンバーグ!

梶谷さんが注文したステーキランチも美味しそうだったな…また行きます!

牛嶋神社で牛に願いを

東京都墨田区向島に鎮座する神社、牛嶋神社より途中参加となりました徳本恭敏です。地下鉄の本所吾妻橋駅から地上へ上がって、少し歩きますと橋の上から見える見事なスカイツリー。遅れて参加にもかかわらず、そちらで納得いくまで写真を撮りました。

スカイツリーと「リバイバルりょうもう」(東武鉄道)

そして隅田公園の中を歩きながら神社へ向かいます。こちらの公園は春には屈指の桜の名所となるそうで、今の季節は青葉が茂り自然豊かで気持ちがいいですね。芝生の上では日光浴やピクニックをされている方も見受けられます。

公園内の池にはめだかが泳いでいた

牛嶋神社へ到着しました。先程の隅田公園に隣接していまして、自然も多く感じられます。そして境内からは再びスカイツリーが望んでおります。

鳥居が少し変わった形をしていて、大きな鳥居の両脇に小さな鳥居を組み合わせた『三ツ鳥居(三輪鳥居)』と呼ばれる様式で、全国でも珍しいそうです。
残念なことに由来はわかっていないそうなのですが、そういった所に想像力を働かせるのも愉しいですね。本殿のそばでは、狛犬ではなく『狛牛』が鎮座しております。

三ツ鳥居(三輪鳥居)

旧社格は郷社で、本所一帯(墨田区の南半分)の総鎮守。
最近では東京スカイツリーの氏神としても知られるようになりました。須佐之男命を祀り、かつては「牛御前(うしのごぜん)」と称され、古くから撫牛信仰がある神社としても有名なようです。5年に1度、本物の黒牛(神牛)が鳳輦を曳き町内を練り歩く神幸祭が行われます。

さあ、総檜権現造の社殿を御参りさせていただきましょう。こちらは東都屈指の大社殿とのことで、大変貴重なものを拝見させていただきました。社殿内陣も見渡せまして、獅子頭を伺うことが出来ました。

御参り後に境内を廻らせていただきまして『撫牛』に到着しました。

撫で牛さん

こちらの牛さんは、自身の身体の悪い場所と同じ部分を撫でると良くなる言い伝えがあるそうです。足の裏に魚の目があるので、牛さんの蹄の裏を撫でようかと思い、後ろに回るとシッカリと折りたたまれた足がありました。ちゃんと撫でさせていただきました。身体だけでなく、心もよくなるそうです。皆さんもそれぞれ思い思いの場所を撫でられていましたが、何処を撫でたかは…各々お会いした時に聞いてみてください。

御参りを終えた一行は、もう一度隅田公園の中を通り行列のあるかき氷屋さんなど心惹かれるお店を惜しみつつ、隅田川沿いを歩きながらスカイツリーを目指します。

今度こそスカイツリー~アサヒビール

再び田尻です!スカイツリー到着後すぐデッキに出てスカイツリーを写真に収めようとカメラを向けるが、で、でかい!いや高いのか!?となる。カメラを構え上を向く。それでも収まらない。行儀が悪いがベンチに寝っ転がるとちょうどいいアングルになる。なるほどこのためのベンチなんだなと四人でキャッキャとはしゃぐが、外は灼熱だった……。

スカイツリー撮影中

なんとか撮影に成功!

堪え切れずソラマチへと向かう。フードコートや飲食店はどこも盛況で、コロナ禍復活の兆しが見えた気がした。数年前までは半分ほどが外国人観光客だったことも懐かしい。ブランド店や気になったテナントを見て回り、スカイツリー散策は終了。

いよいよ次の目的地、アサヒビールタワーの22階ビアホールへ!と、意気込んだが、さて目的地までどう向かおうか。徒歩はダメだ。すでに炎天下に晒され気力はもう残っていない。バスも不慣れで行き先が分からず、タクシーに至っては乗り場は長蛇の列。ということで浅草線で本所吾妻橋へ。

浅草通りへ出て、周囲を見ると見慣れた光景。そう、先ほど昼食をとった「モンブラン」の真横に来たのだ。「お昼も、これで移動すればよかったね」とぐったり言ったのは誰だっただろうか……。

さて目的地までの道のりはと地図を見る。目的地の方向を見ると、あった!あの有名な「金の〇〇〇」が!昔聞いた話ではあのモニュメントは「魂」を表現しているのだそう。ゆったりとした足取りで金のモニュメントへ近づいていく。隅田川沿いになり、視界が広がる。階段を上り、アサヒグループ本社ビルへ我々は意気揚々と吸い込まれていった。

金のアレをしたから

打ち上げと称して展望ラウンジ アサヒスカイルームへ向かう新田です。
世界のアサヒビールの!本社の!ラウンジで!本気のビールを飲みたいじゃないですか!氷点下の温度、エクストラコールドを注文!着席!

夕暮れを眺めつつ

一瞬でビールが無くなりました・・・撮影のためしかたなく2杯目を注文しました。
夕日を眺めつつ頂くビール、至福のひとときでした。

実は2杯目

浅草まったり散策

シメも徳本です。ここまで来たのだから浅草にも顔を出そうとなりました。

吾妻橋を渡り、神谷バーや天麩羅屋さんなど心惹かれるお店を横目に、まずはここでしょうということで雷門の前へ到着。仲見世通りを浅草寺に向かって歩いていきますが、折角ですのでお土産も見ようということになりました。

デンキブラン の神谷バー

では仲見世商店街を行きますか。…おやおや?閉店しているお店が多い…なんと、こちらの商店街は夕方18時頃にはシャッターを降ろすお店が多いとのこと。調べてみますと、浅草・仲見世通りのメイン営業時間は朝10時~17時頃なんですって。人形焼、食べ物系のお店は18時半頃まで、雑貨屋さんは19時頃まで、その他のお土産屋さんは18時半頃まで。我々が到着した時には、半分以上のお店が閉まっておりました。残念、また早い時間に来て商店街の賑やかな様子を見てみたいですね。その中でも何かよいお土産を探さねばと、数少ない開いているお店を見て回ります。人形焼を売っているお店はやっていましたので、そちらを中心にお土産を買わせていただきました。

西参道

因みに、この仲見世商店街のシャッターには絵が描かれていて、通称『シャッター絵巻』とよばれ三社祭や金龍の舞、ほおずき市など、浅草寺の歴史やイベントをテーマにしているそう。全てのお店が閉まった後に通るとこれもまた見事なシャッター絵巻になるようです。開店前、閉店後に行くのもよい浅草観光になりそうですね。

そうして、『ロック座はどこだ?』『ここはなんだ?』『人形が色んな所に居るな!』『へーこんな風になってたんだ!!』『ラスベガスみたいな建物だな!』などと皆で散策して、大廻りしてやっとこさ浅草寺へ。

しっかりと御参りをさせていただきました。

そして最後は浅草寺から雷門へ仲見世商店街を歩きます。

伝通院通り

まだ開いている揚げ饅頭屋さんがありまして、なんとこちら11種類もメニューがあるんです。その中でも『カレー』『もんじゃ』と変わり種もあり『あれ中身どうなってるんですかねぇ~』とワイワイしながら…皆で食べた気持ちになって歩きました。

そしてスタート地点ともなりました雷門へ到着。今日は様々な事があったねと感想戦を弾ませ、名残惜しがりつつ本日の会は解散となりました。

おなじみ雷門

また違う時間に再び来たい街、浅草でした。
楽しませていただきました。