Japan Actors Union | 日 本 俳 優 連 合

日本の俳優・声優ひとりひとりをしっかりとサポートを続ける組合です。

2025年6月開催 日俳連説明会 – アンケート質問に対する回答

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2025年6月開催 日俳連説明会 – アンケート質問に対する回答

[事務局より] 2025年6月17日に開催いたしました日俳連 説明会にご参加いただき、誠にありがとうございました。当日は多くの皆様にご来場いただき、貴重なご意見やご感想、ご質問、ご要望を頂戴いたしました。本資料では、参加者の皆様から寄せられた声を取りまとめ、今後の活動や改善に活かすべく共有させていただきます。引き続き、皆様の声を大切にしながら、より良い環境づくりに努めてまいります。

【 日俳連説明会のアンケート質問における回答 】

>>> このたびは説明会にご参加いただき、また励みになるご感想をお寄せいただき、誠にありがとうございました。

「自分も先輩たちのように後輩に何かを残せる存在になりたい」とのお言葉、そして「業界に貢献したい」との想いに、私たちも深く胸を打たれました。真摯に未来を見つめるお一人一人の存在こそが、この業界をよりよい方向へと導く力になると確信しております。

また、ご関心をお寄せいただいた「環境改善」については、日俳連としても引き続き重要なテーマとして取り組んでおり、今後さらに詳しくお話できる機会を設けたいと考えております。

たとえば:
・スタジオ環境の改善
・拘束時間や休憩ルールの明確化
・新人・若手でも声を上げやすい体制づくり
など、さまざまな観点からの対話や提言を行っている最中です。

ご希望いただいたように、今後の勉強会や説明会のテーマとして、より具体的に現場環境の課題と改善策を共有できる企画を検討してまいります。ぜひまたご参加いただき、率直なお声をお聞かせいただければ幸いです。

改めまして、このたびのご参加と温かいお気持ちに、心より感謝申し上げます。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

>>> まだ業界について不勉強とおっしゃりながらも、E様が真摯に耳を傾け、先人たちの歴史や思いに丁寧に向き合ってくださったこと、主催者一同大変ありがたく、そして嬉しく受け止めております。

また、当日お話をさせていただいたベテラン俳優の言葉が、E様ご自身の表現力を見つめ直す機会となったとのこと、そのような「ことばの力」が伝わったことを、本人にとっても大きな励みとなるに違いありません。

「業界を支え、共に守っていけるような存在を目指してまいります」というお言葉に、E様の志と誠意が込められており、私たちも改めて身が引き締まる思いです。

日俳連は常に、実演に携わる皆さま一人ひとりの味方であり続けたいと願っています。
今後も、皆さまと共に考え、築いていける場をつくってまいりますので、ぜひまたご参加いただければ幸いです。

末筆ながら、E様のご活躍とご健勝を心よりお祈り申し上げます。
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

>>> このたびは説明会にご参加いただき、また丁寧で深いご感想をお寄せいただき、誠にありがとうございました。

俳優業の実態、現場でのご経験、そして声の仕事の歴史的変遷に対するご理解と洞察に、私たちも心を動かされながら拝読いたしました。

仰る通り、かつて声の仕事は副業的な扱いを受けていた時代がありました。そこに制度や権利が不在であったことが、多くの実演家にとって不利な状況を生んでいたことは事実です。そうした背景の中で、先人たちが一歩ずつ働きかけを重ね、対話の場を築き、制度化を成し遂げてきました。

「役者の主張を聞いてもらえる場があることは本当に恵まれている」というお言葉、まさに私たちが日々活動する中で原点とすべき思いだと、深く共感いたしました。

現在、フリーで多様な現場に立ち、苦労や理不尽さを抱えながらも、俳優として生き続けようとする姿勢に、心から敬意を表します。「交通費もなく、報酬も最低限、手首を痛めても労災が下りない」──それが現実だというお話に、俳優の社会的立場の脆弱さと、制度の未整備を改めて痛感いたしました。

私たち日俳連として、
・映像の現場で働く俳優が正当な報酬を得られ、安心して働ける環境を作ること
・事故やトラブルが起きた時に声を上げられる体制を構築すること
・音声業界だけでなく、映像の現場でも俳優が「職業として成立」するよう社会に訴えていくこと
これらを、これからの活動の軸の一つとして、私たちはさらに強化してまいります。

「求められる人」だけが報酬を得て、それ以外は“志”だけで支える――
このような二極化が進んでしまっている今こそ、「芝居を志す者すべてが生きていける構造」へと変えていく必要があると、私たちも強く感じています。みなさまが仰るように、「芸術と生産性、両の目を見開く」ことはまさに今を生きる俳優に必要な力です。

どうかそのまなざしと誇りを胸に、これからもどうかご自身の歩みを大切に進んでください。またお目にかかれる機会がございましたら、ぜひお声がけください。

みなさまのような方の声を、業界を変える大きな力に変えていけるよう、私たちも尽力してまいります。末筆ながら、みなさまの今後のご健闘とご安全を、心よりお祈り申し上げます。

>>> このたびは日本俳優連合の説明会にご参加いただき、また心のこもったご感想をお寄せいただき、誠にありがとうございました。

「声優という職業を誇りに思う」とのお言葉、そして説明会を通じて日俳連の活動や先輩方の想いに触れ、心動かされたという率直なご感想に、私たちも深く胸を打たれました。

職業に真摯に向き合い、ご自身の在り方を改めて見つめようとされる姿勢は、まさにこの業界を支え、未来をつくっていく力だと感じております。

今回の機会が、今後のご活動に少しでも糧となれば、これほど嬉しいことはありません。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

>>> 日俳連が「閉鎖的に見える」背景には、役割の誤認、守秘義務、内部情報の性質、広報力の課題が複合的にあります。しかし、それによって本来果たすべき「業界の透明性向上」や「信頼の構築」に支障をきたしてはならないと私たちは考えています。

今後は、信頼できる情報を「守るべきものは守りながら、開くべきところは開いていく」という姿勢で、さらに発信と説明責任を果たしてまいります。ご指摘に心より感謝申し上げます。

>>> ご質問、誠にありがとうございます。「日俳連に入った場合、会費を払ってランク申請以外に、他にやるべきこと・しなければならないことがあるのか?」という点について、ご説明いたします。

◆ 加入後の基本的な義務
- 会費のお支払い
- 年1回の「出演報告・ランク申請」 自身の出演実績を元にランク申請を提出。これは、報酬交渉の根拠となる基準です。
- 二年に一度(次回は2026年)の総代選挙の投票

◆ 任意だが「参加を強くおすすめする」活動・サポート
内容及び活動/メリット
- 情報提供(メールマガジン・会報など):契約トラブル事例、業界内通達、報酬基準の改定、AI関連の動向などが得られます。
- 相談窓口の活用:トラブルや不明点があれば、労務・契約・権利関係に関する相談が可能です。相談は無料です。
- 勉強会・セミナーへの参加(自由参加):「声の権利」「AI対策」「契約の読み方」「税務対策」など、現場で必要な知識を身につけられます。
- 意見提出やアンケート協力(任意):単価調査・労働実態調査など。皆様の声が業界の改善に反映されます。
- 組合員間のネットワーク形成:同じ業種・年代の仲間と交流することで、仕事や知識 の幅が広がるきっかけになります。

...参加を「強制されること」、集会の強制参加、役員活動の義務などは一切ありません。すべては「任意参加」「自主的な関与」が原則です。その他の活動(相談、勉強会、情報受信など)は 任意参加 ですが、キャリアを守り、育てるうえで大きな価値があります。

ご不安や疑問に対して、もっと早く・丁寧にご案内できるよう改善してまいります。貴重なご意見、誠にありがとうございました。

>>> 先日はご多忙の中、説明会にご参加いただき誠にありがとうございました。
また、このたびは温かく、真摯なご感想とご提案をお寄せいただき、心より御礼申し上げます。

ご自身のご経歴の中で、業界の情報に触れる機会が少なかったとのお話、そして今回の説明会がその一助となれたこと、大変嬉しく思っております。私たちの活動が、少しでも皆さまの安心や前進につながることを何よりの励みとしております。

ご提案いただきました「専門学校等での説明会の開催」については、日俳連としても重要な課題と捉え、各教育機関や現場との連携を検討しているところです。今後さらに取り組みを拡充してまいりますので、貴重なご意見としてしっかりと共有させていただきます。

そして、「1日も早く加入し、力になりたい」とのお言葉に、心より感謝申し上げます。私たちは、現場で働くすべての俳優・声優の皆さまにとって、安心して活動を続けていける環境を共に築くパートナーでありたいと願っております。

ご加入を心よりお待ちしております。
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

>>> このたびは説明会にご参加いただき、また励みになるご感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

「とても有意義な時間を過ごすことができた」とのお言葉、大変嬉しく拝読いたしました。ランク制度など、これまで曖昧だった部分がクリアになったとのこと、私たちの活動が少しでもお役に立てたのであれば、何よりの喜びです。

また、将来的なチャリティイベントへのボランティア参加のご意向も、とても心強く、ありがたく存じます。当イベントは、組合員の皆さまの力に支えられて実現しているものです。詳細が決まり次第、改めてご案内させていただきますので、ぜひその際はご協力をお願いできれば幸いです。

今後とも、皆さまが安心して現場で力を発揮できる環境づくりに取り組んでまいります。どうぞ引き続き、よろしくお願い申し上げます。

>>> このたびは貴重なお時間を割いて説明会にご参加いただき、また心のこもったご感想をお寄せくださり、誠にありがとうございます。

日本俳優連合の歩んできた歴史や、先輩方の思いに触れていただき、「自身もそういった部分へ貢献できるような一人前の役者でありたい」と感じてくださったこと、本当にうれしく、私たち一同、大きな励みとなりました。一方で、現在のお仕事の主軸が企業ナレーションであること、そしてアニメや吹替などの案件が少ないというご状況について、率直なお気持ちをお聞かせいただきありがとうございます。

ご心配について:
・加入しても年会費を払うだけになってしまうのではないか...実はナレーションのお仕事も、立派な「実演」に基づく権利対象であり、契約・使用・再利用・報酬体系に関するトラブルも報告され、組合としての支援が必要とされている分野のひとつです。
・「再利用があっても報酬が支払われない」
・「放送用に録ったナレーションがYouTubeに転用されている」
・「AIへの学習素材に無断で使われているのでは?」
といった不安や課題にも、実際にご相談をいただき、支援している事例があります。また、仮に今は出演ジャンルが限られていたとしても、将来的に分野が広がったときに権利を守れるよう、今から環境を整えておくことはとても重要です。

ご加入の判断については、加入はご本人のタイミングで大丈夫ですし、無理にお勧めすることはございません。ただ、「加入して終わり」ではなく、「一緒に育てていく組合」であるということを、ぜひ心の片隅においていただけたら幸いです。

今後も説明会や勉強会などの機会を通じて、制度のご理解やご不安の解消をお手伝いできればと思っております。
改めまして、このたびのご参加とご感想、誠にありがとうございました。

>>> このたびは説明会にご参加いただき、また心のこもったご感想をお寄せいただき、誠にありがとうございました。

デビュー間もなく、コロナ禍という大きな困難の中で活動をスタートされたとのこと、そのご苦労や孤独感は計り知れないものだったことと存じます。そのような中で、今回の説明会が少しでも「業界の歴史」や「つながり」を感じていただける機会となったのであれば、主催側としてこれほど嬉しいことはございません。

日俳連は、まさに先輩方が現場での経験と努力を積み重ね、声を上げ続けてきた結果として築かれた団体です。そして、その「バトン」を次の世代にどう引き継ぎ、支えていけるかが、私たちの大きな使命でもあります。みなさまのように真摯に向き合ってくださる方と出会えたこと、心より感謝いたします。私たちはいつでも、現場で活動する皆さまの味方です。

今後ますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます。

>>> おっしゃる通り、日本俳優連合の存在をまだご存じでないプロの方がいらっしゃるというご指摘は、私たちにとって非常に重要な気づきです。私たちもその現状を深く受け止め、今後の課題として積極的に取り組んでまいります。

>>> ご質問ありがとうございます。近年、ナレーション、VTuber活動、ライブ配信などの分野は急速に発展しており、従来の「声優業」や「俳優業」とは異なる形で仕事の形態・契約・権利問題が多様化しています。日俳連もこれらの分野に関心を持ち、一定の関与・対応を検討している段階にあります。

今後さらにこれらの分野に対する制度的対応・保護活動を強化していく予定です。
未来の業界を一緒に形づくっていけるよう、私たちも全力で支援してまいります。

>>> 先日はご参加いただき、またご丁寧なご挨拶を賜り、誠にありがとうございました。貴重なお時間を共に過ごすことができましたこと、私たち一同大変光栄に感じております。これからも、皆さまの現場やキャリアを支えるため、誠実に取り組んでまいります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

>>> このたびは説明会にご参加いただき、また温かいご感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。以前のご経験やご不安な思いを率直にお聞かせくださり、心より感謝申し上げます。業界の制度や仕組みについて、初期の段階で十分な情報に触れられなかったというお声は、私たちにとっても非常に重要な問題意識です。今回の説明会が、少しでもその「きっかけ」となれたことを大変うれしく思っております。

「これから自分が業界に対して何をしていけるのかを意識しつつ」というお言葉に、真摯なお気持ちが表れており、私たちも大いに励まされました。ご登録については、ぜひご無理のない範囲で、マネージャー様とご相談の上、ご検討いただければ幸いです。

今後もまた勉強会や情報共有の機会を設けてまいりますので、ぜひお気軽にご参加ください。
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

>>> このたびは説明会にご参加いただき、また真摯で温かなご感想をお寄せいただき、誠にありがとうございました。
先人たちが築き上げてきたものを学び、プロとしての在り方を見つめ直す機会となったとのお言葉を、大変嬉しく、また重く受け止めております。
ご自身の経験の浅さや当事者意識のことにまで言及されるその真摯なお姿勢に、私たちこそ学ばされる思いです。そして、生成AIに対する不安や疑問を「他人事ではない」と受け止めてくださっていること、まさにその意識こそが、これからの業界を支える大切な力になると信じております。

【現在の取り組みについて】
ご質問の「生成AIなどの問題を具体的に知り、共に考える場」についてですが、日俳連では以下のような取り組みを進めています:
1.【AI説明会】
...AI技術と実演家の権利に関する特別講座や、有識者を招いたオンライン勉強会を年数回実施予定をしており、対応に取り組んでいくことを検討しております。
これらの情報は主に会員向けメールニュースにて告知しております。

2.【組合員向け意見交換・アンケート実施】
...会員の皆様からの現場での不安や危機感を可視化するためのアンケートや意見交換会も随時実施しています。いただいた声は、FIA(国際俳優連盟)やSAG-AFTRA(全米映画俳優組合・米国テレビ・ラジオ芸術家連盟)や関連業界団体との国際連携の協議資料としても活用されています。今後のご協力を戴けましたら幸いです。

今後、初心者の方や若手向けにより平易で実践的な内容の勉強会も企画していく予定です。改めまして、今回のご参加と誠実なご意見に、心より感謝申し上げます。
T様のこれからのご活躍を、私たちは心より応援しております。

>>> ご質問、誠にありがとうございます。とても現実的で率直なお声をお寄せいただきましたこと、心より感謝申し上げます。以下に、「まだ芽が出ていないうちから日俳連に加入する意味があるのか?」というご疑問に対して、お答えいたします。

ご質問の要点
・フリー・新人・下積み中の俳優が加入する意味とは?
・売れていない間はアルバイト等で生計を立てており、芸能人健康保険や労災保険は不要なのでは?
・会員特典(例:映画鑑賞割引)も実質的に大きな魅力に感じない
・まだ仕事がない状態でジュニア期間だけが経過することのデメリットは?
→加入の「タイミング」に正解はありません。まず大前提として、日俳連への加入は“義務”ではなく“任意”です。そのため、「ある程度仕事が軌道に乗ってから加入したい」というお考えは、ごく自然なことです。ただし、「仕事がまだ少ない時期だからこそ意味がある面」もいくつかございます。

芽が出る前に加入する意義とは?
(1)権利意識と知識を早期に得られる
・最初に結んだ契約が、実は一方的で不当な内容だった。
・SNSやYouTubeでの音声使用が、無断AI学習に使われていた。
→こうした “知らなかった”がゆえに権利を失う”例は、実はデビュー直後〜下積み期に集中しています。日俳連に加入していれば、契約チェックや相談ができ、「早いうちから自分を守る感覚」を養えます。

(2)仕事が来る・来ないに関わらず、契約や使用が発生すれば保護対象になる
→たとえ1年に1件しか仕事がなくても、それが録音・配信・再利用された場合には、報酬や使用制限、権利保護の対象となります。その際に相談できる所属事務所や相談窓口があるか否かは、安心感も対応力も大きく異なります。

(3)将来の「交渉力」や「信頼」につながる
→業界団体や制作会社は、「日俳連ランクに準じた報酬体系」で契約するケースが増えています。初期から実績をランク申告しておくことで、将来の報酬交渉や評価の“証明材料”になります。

ご指摘の懸念点について
芸能人健康保険・労災は不要では?
→ご指摘の通り、他の職場(アルバイト先等)で社会保険に加入している方は、重複して加入する必要はありません。日俳連労災も、該当する仕事(実演)に就いた時のみ適用されますので、現時点で不要であれば特に利用しなくても問題はありません。

会員特典の実質的魅力が少ない?
→現在の映画鑑賞割引などは、実際のニーズとの乖離もあるというご意見、組合内部でも共有されている課題です。今後はより実務的・現場的なサポート(例:契約テンプレートの提供、AI対策勉強会、税務・副業情報)への充実を目指しています。

加入の有無を問わず、「知っておく」ことが最初の一歩です。ですので、まずは疑問や不安を遠慮なくお寄せいただけたこと自体が、私たちにとって大変ありがたいことです。
みなさまのご判断が、ご自身にとって最良の形となりますよう、私たちは引き続き応援しております。

>>> ご質問をお寄せくださり、誠にありがとうございます。率直で誠実なお言葉に、私たちも改めて「わかりやすく伝えることの大切さ」を強く感じております。
以下、みなさまのご不安やご疑問にお答えいたします。

【ご質問への回答】
Q1:日俳連の「ランク制度」は声優だけのもの?俳優にも関係あるの?
A:声優部門(特に音声収録を伴うジャンル)に設けられている制度であり、映像俳優には該当しません。
「ランク制度」は、主にアニメ・外画吹替・ボイスオーバーなどの出演者に適用される出演報酬の基準制度です。一方、映像(実写)の出演俳優に対しては“ランク申告制度”はありません。代わりに、出演者本人と制作側の間で個別に報酬交渉を行う形になります。
つまり、俳優を目指されている方の場合は、このランク制度そのものが直接的には関係しない可能性が高いです。

Q2:日俳連は「声優」のための組合なの?
A:いいえ、日俳連は俳優・声優など「実演を行うすべての表現者」のための組合です。
映像俳優に関しても、契約・出演条件・権利の保護・現場の労働環境などに関するご相談や支援を行っております。日俳連はあくまで「実演家全体」のための団体です。みなさまのような俳優の方にもぜひ活用いただきたい組織です。

Q3:ランクを“自分で決められる”のはおかしくない?
A:ランクは“自己申告制”ですが、過去の出演実績に基づいて申請し、「それにふさわしい内容かどうか」は制作側も含めて確認する構造になっています。申告に基づき「目安となる出演経験年数や実績の基準」はあります。制作会社側も契約時に「出演者のランクと過去実績」を照らし合わせて判断するため、事実と異なる申告をすれば信用を失うだけでなく、キャスティングにも影響します。したがって、「実力や実績がなくても高いギャラをもらえるようにする」という仕組みでは決してありません。

みなさまのように、「制度の存在すら知らなかった」という声は少なくありません。
その状態で説明会に参加されたこと自体が、大きな一歩です。そして、そのうえで疑問を率直に尋ねてくださったことを、私たちはとても尊く感じています。

私たちは、俳優としてのキャリアの初期段階にある方にこそ、「正しく守られ、安心して進んでいける環境」を提供したいと願っております。
みなさまのこれからのご活躍を、心より応援しております。

>>> このたびは説明会にご参加いただき、またご丁寧なご感想をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

養成所でお聞きになっていた内容と、現在の収録現場との違いを感じておられるとのこと、まさにそのような「今の現場のリアル」に触れていただける機会として、この説明会が少しでもお役に立てたのであれば、私たちにとっても大変嬉しい限りです。

また、「マナーやルールを学べる機会があれば参加したい」とのお言葉、ありがとうございます。今後、その様な勉強会も企画していく予定ですので、ぜひ今後の機会にご参加いただけましたら幸いです。

そして、先輩方の熱い思いを胸に、「組合員として、いつか現場でご一緒したい」と感じてくださったこと、その志に深く感動しております。真摯な姿勢を持つ方と、これからの現場を共につくっていける日を、私たちも心から楽しみにしております。

精進を重ねられるみなさまの今後のご活躍を、心より応援申し上げます。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

>>> このたびは説明会へのご参加、そしてご感想とご要望をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

「収録現場のルール」に強く関心を持ってくださっているとのこと、まさに現場での信頼関係や安心して働くための基盤となる大切なテーマです。

新人や若手の方にとっては、暗黙の了解や現場ごとの違いに戸惑われることも多く、先輩方の実体験を交えた共有の場は非常に有意義であると私たちも感じております。

いただいたご意見は、今後の勉強会や説明会テーマの検討にぜひ反映させていただきます。また、今後企画する際は「現場マナー・ルール特集」や「先輩に聞く収録現場のリアル」など、具体的で学びの多い内容を目指してまいります。

引き続き、皆さまの声に耳を傾けながら、現場で役立つ情報発信と交流の場を広げてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

>>> このたびは説明会にご参加いただき、またご丁寧なご感想をお寄せいただき、誠にありがとうございました。

舞台を主な活動の場とされている中で、今回のご参加を通じて映像・音声分野におけるギャランティ事情や直面している課題について知っていただけたこと、大変嬉しく思っております。

俳優という職業は、ジャンルによって現場の状況や待遇に大きな差があるのが現状です。だからこそ、舞台・映像・音声、あらゆる現場で働く皆さまが情報を共有し合い、課題を知り、声を上げられる場が必要だと私たちは考えております。

今後も、分野を越えて学び合える機会や、現場をより良くするための対話の場を設けてまいりますので、ぜひまたご参加いただければ幸いです。

みなさまの今後のご活躍を、心より応援しております。
どうぞ引き続きよろしくお願い申し上げます。

>>> このたびは説明会にご参加いただき、また心のこもったご感想をお寄せいただき、誠にありがとうございました。

欧米との比較を通じて、改めて日本における役者の地位について考えられたというご意見に、私たちも深く共感いたしました。そして、その中で「1日も早く技術を身につけ、役者の地位向上に取り組みたい」との前向きなお気持ちに、大きな励ましをいただきました。

おっしゃる通り、日本の声優・俳優の皆さまが培ってきた確かな技術は、世界に誇れる文化資産であり、業界の未来を担う力です。みなさまのように高い志を持つ方が現場に増えていくことは、私たちが取り組む制度改善や権利保護の活動においても、何よりの希望です。

また、現場で活躍されてきたベテランの声を直接聞く機会は、世代や経験を越えた学びのきっかけになります。貴重な時間となったとのお言葉、主催者一同、大変うれしく受け止めております。

今後も、みなさまのさらなるご活躍を、心より応援しております。